2回目のデートを断られる理由と、初デートの会話の直し方
沈黙もなかったし、相手もよく笑っていた。なのに、2回目のデートに誘ったら「また今度」と返ってきた。そんな経験があるなら、会話の量ではなく、中身の偏りを疑ってみてください。
もちろん、見た目や雰囲気が単純に好みではなかった、ということもあります。それは誰のせいでもなく、直しようもありません。この記事では、自分で直せる理由に絞って書きます。
2回目のデートを断られる理由
失礼がないように、相手に話してもらおうとする。仕事は何か、休みの日は何をしているか、出身はどこか。質問を切らさなければ沈黙は生まれず、相手も答えてくれるので、会話は順調に見えます。
ところが相手の側から見ると、90分間ずっと答え続けたのに、目の前の人がどんな人なのかはほとんど分からないまま、ということが起きます。情報は交換されたけれど、気持ちは交換されていない。これが「面接化」です。
同じ初回デートの、ふたりの感想
男性側:ずっと話が途切れなかった。質問にも丁寧に答えてくれたし、手応えはあった。
女性側:嫌な人ではなかった。でも質問に答えていただけで、この人が何を好きで何を考えているのか、最後まで見えなかった。
背景にあるのは、踏み込みすぎて嫌われることへの警戒です。自分の話をすると「自分語りがうざい」と思われそうで、相手に話を振るほうが安全に感じる。その安全策が、相手にとっては判断材料のなさになっています。
人は、相手が自分のことを少し打ち明けてくれると、自分も打ち明けやすくなる傾向があります(心理学では「自己開示の返報性」と呼ばれます)。質問だけでは、この循環が始まりません。
初デートの会話と誘い方の直し方
1. 質問の前に、自分の小さな本音を置く
いきなり質問するのではなく、先に自分の話を短く出して、そのあとで相手に渡します。大きな打ち明け話は要りません。「最近ちょっと気に入っているもの」くらいの軽さで十分です。
「休みの日は何してるんですか?」
自分の話を先に置いた聞き方「最近、休みの日に近所の銭湯を回るのにハマってて。○○さんは休みの日、家でゆっくり派ですか、出かける派ですか?」
目安は、自分が話す時間が全体の3〜4割になるくらいです。半分を超えると今度は一方的になるので、話したら必ず相手に返します。
2. 事実ではなく、気持ちを聞く
「仕事は何ですか」への答えは事実ですが、「その仕事で一番楽しいのはどんな瞬間ですか」への答えにはその人の価値観が出ます。相手が話した事実に一歩だけ踏み込んで、「それってどういうところが好きなんですか」と聞き返すと、会話が面接から雑談に変わります。
3. 自分の反応を言葉にする
相手の話に「へえ」「そうなんですね」だけで返すと、聞いていても興味がないように見えます。「それ、めちゃくちゃ分かります」「それは意外でした」など、自分がどう感じたかを短く添えます。感想を言うのは、踏み込みすぎではありません。
4. 次の誘いは、具体的に・軽く・断りやすく
その場で会話に出た具体的な話題を使って、次の提案をします。後日メッセージで送る場合も同じです。
「今日はありがとうございました、楽しかったです。話してた○○のお店、よかったら今度一緒に行きませんか。都合が合えばで大丈夫です。」
具体的な行き先があると、相手は「この人とそこに行きたいか」だけを考えればよくなります。「またご飯でも」より返事がしやすいのです。
5. 断られたら、一度で引く
「今は忙しくて」と返ってきて、代わりの日程の提案がなければ、それ以上は追いません。相手に次の一手を渡したまま待ちます。追わないことは弱気ではなく、相手の意思を尊重しているというメッセージになります。
ここだけ押さえればいい
- 質問の前に、自分の小さな話を一つ置く
- 相手の話には、自分の感想を短く返す
- 次の誘いは具体的な場所で。断られたら一度で引く